子育て日記

シュナウザーの子育てを通して感じたことなどを綴ります。

9/11/2006

Doc-妊娠中

                    2004年05/22 甘えるDoc

 今思い返してみると、少し時間的な記憶がおかしいことに気が着きました。
 母の病気とDocの妊娠中の出来事は、互いオーバーラップして進行していました。母の亡くなった日のことは鮮明に想い出せますし、Docが出産した日のこともやはりそうです。日にちも良く覚えています。母は7月29日に亡くなりました。Docは6月8日に出産していて、その間約2ヶ月の間があるというのに、何故か、母の死後の出産のように錯覚しているのです。
 多分、母のことと、Docのことをはっきり区別して記憶しているせいではないかと思われます。子供にとっての母親の死はかなりな重大事ですし、精神的な抑圧も、母の介護といった日常の生活から受けていたでしょうから、当然切り離して考えていたろうと、思えます。
 母の入所していたホームでは一日も早い入院を望んでいましたが、本当に探し出すのが困難でした。母は認知症の程度が軽く見られ、(本当はかなり進んでいたのですが)体の自由が利きましたので、専門の病院ですら、体が動く人は引き受けられないと、断られ続けました。
 最後に、困り果てて、自宅看護の方法を取る予定で、住宅を変えることにしました。今の住いを得るために3ヶ月もの準備期間が必要でした。その長い期間の結果、母の看護を自宅でせずにすんでしまったことは今も悔やまれます。
 最終的に埼玉県の飯能に病院が見つかって、入院できたのは6月23日でした。母は入院を境に日に日に衰えていくのがよく分かりました。おそらくホームでの緊張が解けて、自分の体の心配は医師に任せれば良いと思ったからのようでした。