子育て日記

シュナウザーの子育てを通して感じたことなどを綴ります。

9/04/2006

Doc-交配を待つ

       2003年10/13 トリミングしたばかり

 母はその当時認知症が進んで、同居が難しくなっていました。仮住まいでは部屋数も不足していましたし、自宅介護の出来る満足な環境にはありませんでした。何より2戸に跨っていては各戸の管理すら思うようには行きません。事務所だからこそ、手を掛けずに居られました。仕方なく、瑕疵工事が終わるまでと言い聞かせて、介護ホームに入所することになりました。
 Docは度々母のところを尋ねて、他の入所者からもずいぶんと可愛がってもらいました。ホームではアニマルセラピーということも十分承知しており、可能なら、来所の度に一緒に来てくださいとも言われていました。ですが、犬嫌いの人はどこにでも居るもので、中に一人、どうしても嫌だという人の声が大きくなり、ホームのパブリックスペースへは入れなくなりました。動物は入所者の自室で、と通達があり、他の人達には会えなくなったのです。 それでも母は、毎回のDocの訪問をとても喜んでくれ、又連れてきてね、と必ず帰りしなに言うのです。
 母はもともと心臓が弱い上に、腎機能が衰えており、ホームにいて、何度か入退院を繰り返していました。ホームでは度々のこうした事態に、他の入所者へ不安を与えることに危惧を覚え、ホームを退所して、確かな病院へ入院させることを勧められました。
 しかし、母を入院させられる適切な病院が見つからないまま数ヶ月が過ぎて、再び入院せざるを得ない状況になりました。
 そんな折、Docの春のヒートシーズンになってしまったのです。