子育て日記

シュナウザーの子育てを通して感じたことなどを綴ります。

11/06/2007

私の古い兄弟たちの話

       2006年11月 日向ぼっこの3匹家族

 私は3歳の時、三つ年上の兄をなくして以来 一人っ子で育ちました。両親は共に働いていましたので、一人っ子である寂しさを紛らせるためと、特有の我侭な子供にならないよう、母は心を配ってくれていました。田舎暮らしでしたから鶏や犬、猫、すずめ、インコ等と数種類数匹がいつも私の兄弟でした。
 一番記憶に残っている事件は 犬2匹、猫2匹が同時にいた時のことです。私は未だ10歳ぐらいだったと思います。
 冬、石油の反射型のストーブの前で椅子に座って温まっていました。そこへ三毛猫のルルがのそりとやって来て私の前を横切りストーブの真ん前にどたりと体を投げ出し、寝そべったのです。しばらくすると気持ちが良くなって ウーン と伸びをしました。伸ばした足の先が真っ赤になったストーブの火口にツっと近づき、肉球を当ててしまったのです。
 ルルは勿論大慌てで脚を引っ込め飛んで行ってしまいましたが、その時ジロリと私の顔を睨んで『私の大事な脚を火傷させたのはあんたね ! 』と言っているようでした。
 それ以来ルルはストーブの近くに私がいるときは私に近づこうとはしなくなりました。

 そのルルも15歳でこの世を去りました。
 一緒にいた犬達も一匹また一匹といなくなりました。
 私は自分の兄弟たちをたくさん亡くしました。母はルルを亡くしてから暫くの間 猫は飼いませんでした。

 今、私達はシュナウザーの家族3匹と暮らしていますが、いずれその時がやって来ます。ペットロスなどと言われますが、それ以上の哀しみがあるだろうと思います。
 ワンコ仲間の飼主で数年前になくした犬の骨をずっと持っていて未だに哀しみに襲われるという人もいます。
 このごろブログやHPでお知り合いになった方たちのワンが亡くなった話を聞いて考えさせられています。

ラベル: