ドッグラン-2

ドッグランが登録制になることはお話しましたが、元々公共の公園内の施設ですから、利用者を限定するようなことは本来の姿勢ではないはずです。
こうした施設の運営方針の指針となる都の広報では、利用者にボランティアとして参画することを呼びかけています。しかし、ボランティアとしての活動の基になる基本理念を置き忘れたまま、都がいくら指導しても一般的な理解は得られないように思います。
そうした理念が無いままあちこちにドッグランを開設して、「さあ、ボランティアで運営してください」と言われてもそうそう手を上げる人がいよう筈もありません。
幸いなことは、このドッグランは当初都の計画になかったところでしたが、ボランティアグループが先に結成されていて、犬を伴い散歩を兼ねての活動 ( 公園内のパトロールと清掃活動 ) を始めていた事を、都が認めて開設された経緯があり、運営に関しての問題は無かったことです。
それでも、利用者を限定する事は不可 と、所謂 公的施設の開放となったわけです。
開放 という言い方が一番適切なように、何をどうしても良い と勝手な解釈が先にたち、ルールもマナーも少しずつ忘れられ、野放し状態になって行きました。こんな時、ボランティアには、何の権限も無く、 " お粗末な組織 " と罵られたこともあったようです。

このドッグランを もっと犬を大切に扱い、ルールを守って楽しく遊べる施設にしたい という欲求は極自然なものに思えます。
そうした飼い主と施設を実際に管理している公園側の声が、登録制の導入を東京都に決意させるに至りました。
ラベル: ドッグラン
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